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ドイル傑作集 ミステリー編 [本と雑誌]


ドイル傑作集 1 ミステリー編 (新潮文庫 (ト-3-11))

ドイル傑作集 1 ミステリー編 (新潮文庫 (ト-3-11))

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1957/08/30
  • メディア: 文庫



読了ー


シャーロックホームズシリーズがあまりにも有名なコナン・ドイルですが、もちろんほかの著作もあり、むしろ外に一杯書いている作家であります。

チャレンジャー教授シリーズなど、SFも書いているので興味をもってほかの作品も読み始めたのですが、先日の神田古本まつりで短編集を見つけたので読んでみました。

主にミステリーの短編を集めた本書は、ホームズのような快刀乱麻に事件を解決するヒーローはいないものの、謎に満ちた不可思議な事件が、思わぬ経緯で真相が明らかになるという繕で面白かったです。

事件の大筋をまとめるのが、新聞に投稿される「著名な犯罪研究家」の推理投書なのですが、この語り口がどこかホームズを思わせ、なんだかんだでカメオ出演しているような雰囲気がありますね。

奥付を見ると、現在も重版を重ねている本のようなので、本屋でほかの編も見つけられるかもしれません。

探して引き続き読んでみようと思います。
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バケツ一杯の空気 [本と雑誌]


バケツ一杯の空気 (1980年) (サンリオSF文庫)

バケツ一杯の空気 (1980年) (サンリオSF文庫)

  • 作者: フリッツ・ライバー
  • 出版社/メーカー: サンリオ
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはフリッツ・ライバー

先日の神田古本まつり(https://tenkamutekinomuichi.blog.so-net.ne.jp/2018-11-03)で仕入れてきました。

タイトルは、スターレジェンドかエイジオブギャラクシーの特技名で見ていて、確か野田司令の著書でも紹介されていた覚えがあり。


スターレジェンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

スターレジェンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

  • 作者: 銅 大
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本




それが何となく頭に残っていたので手を出してみました。


さてさて。

内容は、表題作を皮切りとした、短篇、中編をまとめた一冊になっています。

印象に残ったのはやはり表題作で、天体運動のいたずらで、太陽を遠く離れた地球で、空気が凍結したなか、ひっそりと生き延びる一家を描いたという、終末世界にしても相当独特な世界観がなんとも言えません。

一家のお手製シェルター以外はすべてが凍結した世界で、暖炉を囲んで話にふける一家の、なんというか、温かいようでいて、もの悲しい狂気を感じるような、不思議な空気感がすごいですね。

中編では、自動でチェスを打つマシーンを囲んだチェス大会で描かれる、新旧織り交ぜたチェスプレイヤーと、チェスマシーンが巻き起こす悲喜こもごもを丁寧に描いた内容で、現代のアルファ碁の話題などに触れていると妙な感慨があります。

現代においても決して古いと感じる内容ではなく、むしろニュース報道でない分、人間臭いものが随所に描かれていて、なんとも面白かったです。

全体的に、テクノロジーやSF的な舞台設定を背景に、その中で生きる人々の、人間臭い部分を描いたところがとても魅力的でした。

この作家の本はもっと読んでみたいですね。また探してみましょうか。

新刊で見つかると良いなあ。

ともあれ素晴らしい読書でした。この本を伝えてくれた先達には心よりの感謝を。
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書籍メモ [本と雑誌]


Azureテクノロジ入門 2019

Azureテクノロジ入門 2019

  • 作者: 佐藤 直生、久森 達郎、真壁 徹、安納 順一、松崎 剛、高添 修
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2018/11/15
  • メディア: 単行本



今日ほしいなと思ったんだけど今月割とピンチなので来月に回そう

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#神田古本まつり 2018.11 [本と雑誌]

なんやかんやで今日も出かけてました

ちょうどフェルメール展の券が売り切れで行けなかった母を伴い、追いSFなど。


IMG_7222.JPG

うっかりしたら母の方がたくさん本買ってて笑うなど。親子だね。


古本祭り、明日までです。
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#神田古本まつり 2018.10 [本と雑誌]

IMG_7176.JPG

去年の秋から久しぶりに出かけておりました。春にもあったんですねー。

ちょうどお休みしたいなあというタイミングだったので、お休みいただいて初日から。

お目当てはSFの文庫と、もしあればという感じでカイヨワの石の本。

今回は事前に古書店の情報多少は調べていったので、前回よりだいぶ楽しめましたー

戦果は見事にSFばかり(笑

IMG_7190.JPG

カイヨワとドイルはちょっとした掘り出し物かしらね。

ドイルのSFは全然翻訳されないので見つけられたのは嬉しいです。

本当はチャレンジャー教授シリーズの「霧の国」を探していたんですが。よりレアな方が見つかるとはな。

カイヨワは、サンリオSF文庫に書いてた(翻訳落ちしてた)とは知らんかったので。見つけてびっくり。


ちなみにこちらは二冊目を見つけて、そちらの方が安くて状態が良かったのは笑い話で(笑

サンリオSF文庫は店によって値段だいぶ違うわなー

後は単純に読みたくなった本を仕入れてきました。

満足(^^)


期間中に、もう一回出かけても良いかなあ。
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われらはレギオン3 太陽系最終決戦 [本と雑誌]


われらはレギオン 3: 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン 3: 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デニス・E・テイラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはデニス・E・テイラー。

あまりに面白いシリーズなので立て続けに読んでおりますが、今回で一応の完結です。

複数の恒星系に進出した複製人間AIのボブ達は、氷河におおわれつつある地球からの人類のエクソダスや異星の知性種族の救出、そして黎明期の知性種族デルタ人との交流など、多岐にわたることに対応しています。

中でも最大の懸案はアザーズ。

昆虫のような社会性を持つ、コミュニケーション不能な破壊と略奪の実を行う星間種族との戦いです。

地球人類との敵対、というか絶滅を決めたアザーズが太陽系に向かうことを警戒しつつ、ボブ達は限られた時間でできうる限りの準備を進めます。

結末ではアザーズとの大決戦が描かれるわけですが…果たしてその結末やいかに。

肉体の制限から解き放たれたボブ達は、寿命を持たなくなったことで、かかわりのある人々やデルタ人などとの関係にも悩むことになります。

そのあたりのシミュレーションや心の動き、あがきのような辺りも非常に人間臭く、面白い展開でした。

素晴らしく壮大で、可能性に満ちた物語でした。

次回作の制作も順調のようですし、期待しておきましょう。
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毒ガス帯 [本と雑誌]


毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1971/02/12
  • メディア: 文庫




今月のSFノルマはサー・アーサー・コナン・ドイル

シャーロックホームズシリーズと並ぶ、ドイルの代表作です。

絶版なのでなかなか読む機会に恵まれませんでしたが、たまさか安価な古書が出ていたので読むことが出来ました。

収録は表題作のほか、3編で、どれも希代のマッドサイエンティスト、チャレンジャー教授が縦横無尽に活躍する物語です。

語り手は主に、彼の友人である新聞記者のまろーんが受け持つのは、ホームズシリーズでワトスンが語り手になる構図に似ていますね。

チャレンジャー教授は、控えめにいって人格破綻者なのですが、その発想と知能は二人知を超えたところがあり、まさに天才となんとやらは紙一重を字で行く変人です。

一方で、彼によくついていく妻には深く思いやりのある、揺るがない愛情を抱いているなど、人間臭いところもあり。

そのあたりのギャップが、読者も、枯野を取り巻く友人たちをひきつける魅力となっているのかもしれません。

表題作は、宇宙のエーテルに含まれる猛毒の霧の中に地球がすっぽりと覆われてしまう、人類滅亡の週末世界を描いた中編。

のっけからとんでもないテーマですが、彼と仲間たちは、勇敢に立ち向かってゆきます。

2編目は「地球の悲鳴」

地球を、巨大な一個の生命であるとみなした教授は、莫大な費用と労力をかけて地表という地球の生皮をはがし、下に生まれた「地球の肉」を一撃して、地表にうごめく細菌である人間の存在を、地球に知らしめようと試みます。

結末は、これまた驚天動地の話となるのですが・・・

最後の一遍は「分解気」

あらゆるものを原子のレベルに分解し、また再構成するという偉大な発明を成し遂げた、教授に勝るとも劣らないマッドサイエンティストと、チャレンジャー教授が対決する物語。これまた刺激に満ちた作品でした。


全編を通して、チャレンジャー教授という強烈な個性がけん引する物語、といった印象です。

文体や語り口などは、同時代のSF作家、ジュール・ヴェルヌにも似ている感じがしましたが、この辺りは時代の特徴なのかもしれません。

事件の奇想天外なアイデアの数々は予想もつかない感じで、当時よくもまあこんなことを考え付いたなあと思う次第。さすがホームズを生み出した作家さんですね。

非常に面白く、探したかいのある一冊でした。

同じく絶版のチャレンジャー教授シリーズ「霧の国」も、ぜひ読みたいですね。




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われらはレギオン2 [本と雑誌]


われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デニス・E・テイラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/07/05
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマは先月に引き続きデニス・E・テイラー。

引き続きというか、このシリーズ面白すぎて合い札億とか考えられませんでしたな。

ボブたちの活動も次第に広範囲になり、超高速通信ネットがほぼ行く渡った中でのお話の展開になります。

いろいろトラブルはありつつも、地球人の生き残りたちの絵くそだ明日は順調に推移。

一方でボブ1のデルタ人とのファーストコンタクトには変化があり、次第に始祖のボブはふさぎ込むようになっていきます。

探索範囲が広がるにつれて知的種族とのファーストコンタクトも増えていきますが、一方で1巻で触れられていた敵対型の知性種族、アザーズの脅威が現実のものとなっていきます。

その圧倒的な武力の前になすすべがないようなところで今回は終わるのですが・・・

問題が片付いたらその倍の問題が明らかになる、というのはエンジニアならなじみのある展開ですが、そのあたりこのシリーズは妙にリアリティがありますね。

この辺の展開はホーガンの小説にも似ているといえば似ていますが、味付けはだいぶ違いますね。

ボブたちが事実上の寿命が亡くなった機械的存在と、命に限りのある生身の種族とのやり取りがだんだん世代を重ねるごとにシャレにならなくなっていくあたり、かなり来るものがあります。

この先どうなっていってしまうのか・・・。

一方で、引き続き描かれる宇宙探査のわくわくするような展開も相変わらずなので、やはり面白いですね。

一応、3巻で完結とのことなので、続刊の翻訳が待たれます。

実に楽しい読書でした。
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マンガでわかる #鉱物コレクターズマニュアル [本と雑誌]


マンガでわかる鉱物コレクターズ・マニュアル

マンガでわかる鉱物コレクターズ・マニュアル

  • 作者: いけやま。
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: 単行本



石好き界隈では有名人(?)な、いけやま氏(https://twitter.com/ZeoFluo)渾身の著作です。

僕がよく出かけるミネラルショーや、鉱物好きの”あるある”が沢山書かれている本。

マニュアルとありますが、手引書というよりも、鉱物収集趣味の悲喜こもごもが描かれているエッセイ本、と紹介した方がニュアンスが近いかもしれません。

いけやま氏の実体験に基づく記事ですので、大変具体的で親近感がわく内容で面白かったです。

またマニュアルというだけあって、鉱物収集関連の知識や言葉の開設なども豊富に掲載されています。実際に鉱物収集をしてみた際に直面するワードがほぼ漏れなく紹介されているので、知識としても勉強ンある本です。僕なんかも最近知った言葉や、知らなかった言葉なども載っていたので勉強になりました。

いけやま氏自身による鉱物写真も数多く掲載されており(偏りはありますが)鉱物とは実際どのようなものであるのか、の入門書としてもよくできていると思います。

何より読み物として面白いですので、多少なりとも興味のある方にはお勧めです。

良い本でした。重版されるとよいなあ(笑

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われらはレギオン1 AI探査機集合体 [本と雑誌]


われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デニス・E・テイラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはデニス・E・テイラー。たまたまTLに流れてきて興味を持った小説です。

世界の統廃合がなされた未来で、20世紀に死亡した社長兼エンジニア、ロバート(ボブ)・ジョハンスンの人格をコピーして作られたAIが、恒星間探査機の制御AIとして宇宙に旅立つ物語。

高度に発達した3Dプリンタによる自己増殖が可能な探査機として銀河に乗り出すという、壮大な構想が非常に面白かったです。

現代と地続きの上に発達した技術で構成された未来技術の設定など、想像しやすく実感しやすい世界のおかげでリアリティを強く感じるSF設定が秀逸です。

探査機への搭載に向けて行われるボブの訓練の様子や、その過程で描かれる世界情勢などが、物語の背景設定を理解させてくれるお話づくりもよくできていると思います。

1とあるように、とりあえず3作構成で描かれる物語の1冊目ですので今後が楽しみですね。順次発売される続刊も楽しみたいところです。

主人公格となるボブですが、複製の旅に微妙に異なるパーソナリティを獲得していくので案外に多彩なキャラクターで構成される物語も面白かったです。

非常にエキサイティングな読書でした。

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