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ゲームウォーズ(上) [本と雑誌]


ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

  • 作者: アーネスト・クライン
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2014/05/17
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはアーネスト・クライン。

劇場映画「レディー・プレイヤー・ワン」の原作となった小説です。知人に勧められたので探して読んでみました。

いやあ、出版社の影響か、増刷されていないようなので上巻を探すのには苦労しましたな。

舞台は2045年の地球。

資源が枯渇し、人々は、かつての偉大なゲームプログラマーが生み出したヴァーチャルリアリティの世界に没頭しながら貧困にあえぎながら生きています。

主人公のウェイド・ワッツはそんな最底辺で生活するハイティーンの少年です。

ヴァーチャルの高校に通う傍ら、エッグハントと呼ばれる、先述のゲームプログラマーがゲーム世界に隠した財宝を探す日々を送っていました。

彼はオンラインの友人と交流しながら、やがて5年の間誰も見つけることができなかった「最初のカギ」を入手することに成功します。そこから彼の人生は、エキサイティングでスリリングなものに変貌していくのです。

この財宝を狙うのはゲーマーたちだけでなく、この時代の世界最大の大企業が、殺人もいとわず血眼で探しています。ウェイドは、命の危険を冒すことになるわけですが・・・

全編を通して、所謂ギーク的なゲーマー、サブカルチャーマニアの価値観が主観として語られるので、どこか現実とかけ離れた印象もありますが、ヴァーチャルと現実を行き来しながら語られる物語はなかなかに刺激的で面白いです。

非常に読みやすく、また世界もかなり緻密にデザインされているので面白い作品ですね。来月下巻を読むのが楽しみです。
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霧の国 [本と雑誌]


霧の国―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

霧の国―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1971/09/10
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはコナン・ドイル。ドイル晩年の作品です。絶版となっています。

かの巨匠が、後年になって心霊主義に染まったという話は聞いておりますが、本作はそれが如実に表れた作品でありました。

ドイルの生み出したヒーロー、奇想天外ながらも頑迷な科学の徒であるチャレンジャー教授を背景として、主人公にして新聞記者のマローン氏と、チャレンジャー教授の娘イーニッド嬢が、マローンの取材を皮切りに様々な体験を通して、神霊の世界を冒険していく物語がつづられています。

作者の背景は知りつつ、読み終わるまで、神霊世界をチャレンジャー教授が快刀乱麻に切ってい捨てる話かと思っていたので、かの教授が最後に心霊の世界を認めることになる結末は、なかなかに意外でした。

物語としては面白く、上位の世界のとの語らいや、霊との交流など、想像もつかないような展開が続くので面白かったです。

SFを読んでいると、レンズ万シリーズをはじめとして、たいていの作品では、物質文明の上位世界として精神文明に行きつくので、この長編はその大いなる先駆けと言えるかもしれません。

読み返してみると、また違った感想が出そうな物語ですので、そのうちまた読み返してみようと思います。

良い読書でした。

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妖精物語からSFへ [本と雑誌]


妖精物語からSFへ (1978年) (サンリオSF文庫)

妖精物語からSFへ (1978年) (サンリオSF文庫)

  • 作者: ロジェ・カイヨワ
  • 出版社/メーカー: サンリオ
  • 発売日: 1978/10
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはロジェ・カイヨワ。

思想家として知られるこの人にSF周りの著作がるとは知りませんで、先日の神田古本まつりで偶然出会ったのを機に手に取ってみました。

内容としては物語としてのSFではないのは予想通りで、近代化以前の妖精物語から、近世の幻想小説、そして近代のSF小説までをカイヨワなりの視点で系統立てて分類するというものでした。

神話が不可思議ではない時代の妖精と、科学が世界を解き明かし始めた時代の妖精は、同じものでも側面が全く違うという話や、SFが現代におけるかつての妖精物語である点など、実に面白い視点での論説です。

二章では西洋y日本、中国における、夢に関する物語や奇跡の分類を述べ、三章ではお待ちかね、石が描く偶然の芸術に関して語られています。

あまりこの手の思索の著書を読む機会がなかったので色々と新鮮でした。ぼちぼち慣れ親しみつつあるSFに対する新たな視点を開かれたのは面白かったです。

なんとなく思っていることでも、具体的に言語化してみると、また違った認識になるものですねえ。

良い読書でした。いつかカイヨワの「石が書く」も入手したいですね。

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ドイル傑作集 ミステリー編 [本と雑誌]


ドイル傑作集 1 ミステリー編 (新潮文庫 (ト-3-11))

ドイル傑作集 1 ミステリー編 (新潮文庫 (ト-3-11))

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1957/08/30
  • メディア: 文庫



読了ー


シャーロックホームズシリーズがあまりにも有名なコナン・ドイルですが、もちろんほかの著作もあり、むしろ外に一杯書いている作家であります。

チャレンジャー教授シリーズなど、SFも書いているので興味をもってほかの作品も読み始めたのですが、先日の神田古本まつりで短編集を見つけたので読んでみました。

主にミステリーの短編を集めた本書は、ホームズのような快刀乱麻に事件を解決するヒーローはいないものの、謎に満ちた不可思議な事件が、思わぬ経緯で真相が明らかになるという繕で面白かったです。

事件の大筋をまとめるのが、新聞に投稿される「著名な犯罪研究家」の推理投書なのですが、この語り口がどこかホームズを思わせ、なんだかんだでカメオ出演しているような雰囲気がありますね。

奥付を見ると、現在も重版を重ねている本のようなので、本屋でほかの編も見つけられるかもしれません。

探して引き続き読んでみようと思います。
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バケツ一杯の空気 [本と雑誌]


バケツ一杯の空気 (1980年) (サンリオSF文庫)

バケツ一杯の空気 (1980年) (サンリオSF文庫)

  • 作者: フリッツ・ライバー
  • 出版社/メーカー: サンリオ
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはフリッツ・ライバー

先日の神田古本まつり(https://tenkamutekinomuichi.blog.so-net.ne.jp/2018-11-03)で仕入れてきました。

タイトルは、スターレジェンドかエイジオブギャラクシーの特技名で見ていて、確か野田司令の著書でも紹介されていた覚えがあり。


スターレジェンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

スターレジェンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

  • 作者: 銅 大
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本




それが何となく頭に残っていたので手を出してみました。


さてさて。

内容は、表題作を皮切りとした、短篇、中編をまとめた一冊になっています。

印象に残ったのはやはり表題作で、天体運動のいたずらで、太陽を遠く離れた地球で、空気が凍結したなか、ひっそりと生き延びる一家を描いたという、終末世界にしても相当独特な世界観がなんとも言えません。

一家のお手製シェルター以外はすべてが凍結した世界で、暖炉を囲んで話にふける一家の、なんというか、温かいようでいて、もの悲しい狂気を感じるような、不思議な空気感がすごいですね。

中編では、自動でチェスを打つマシーンを囲んだチェス大会で描かれる、新旧織り交ぜたチェスプレイヤーと、チェスマシーンが巻き起こす悲喜こもごもを丁寧に描いた内容で、現代のアルファ碁の話題などに触れていると妙な感慨があります。

現代においても決して古いと感じる内容ではなく、むしろニュース報道でない分、人間臭いものが随所に描かれていて、なんとも面白かったです。

全体的に、テクノロジーやSF的な舞台設定を背景に、その中で生きる人々の、人間臭い部分を描いたところがとても魅力的でした。

この作家の本はもっと読んでみたいですね。また探してみましょうか。

新刊で見つかると良いなあ。

ともあれ素晴らしい読書でした。この本を伝えてくれた先達には心よりの感謝を。
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書籍メモ [本と雑誌]


Azureテクノロジ入門 2019

Azureテクノロジ入門 2019

  • 作者: 佐藤 直生、久森 達郎、真壁 徹、安納 順一、松崎 剛、高添 修
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2018/11/15
  • メディア: 単行本



今日ほしいなと思ったんだけど今月割とピンチなので来月に回そう

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#神田古本まつり 2018.11 [本と雑誌]

なんやかんやで今日も出かけてました

ちょうどフェルメール展の券が売り切れで行けなかった母を伴い、追いSFなど。


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うっかりしたら母の方がたくさん本買ってて笑うなど。親子だね。


古本祭り、明日までです。
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#神田古本まつり 2018.10 [本と雑誌]

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去年の秋から久しぶりに出かけておりました。春にもあったんですねー。

ちょうどお休みしたいなあというタイミングだったので、お休みいただいて初日から。

お目当てはSFの文庫と、もしあればという感じでカイヨワの石の本。

今回は事前に古書店の情報多少は調べていったので、前回よりだいぶ楽しめましたー

戦果は見事にSFばかり(笑

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カイヨワとドイルはちょっとした掘り出し物かしらね。

ドイルのSFは全然翻訳されないので見つけられたのは嬉しいです。

本当はチャレンジャー教授シリーズの「霧の国」を探していたんですが。よりレアな方が見つかるとはな。

カイヨワは、サンリオSF文庫に書いてた(翻訳落ちしてた)とは知らんかったので。見つけてびっくり。


ちなみにこちらは二冊目を見つけて、そちらの方が安くて状態が良かったのは笑い話で(笑

サンリオSF文庫は店によって値段だいぶ違うわなー

後は単純に読みたくなった本を仕入れてきました。

満足(^^)


期間中に、もう一回出かけても良いかなあ。
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われらはレギオン3 太陽系最終決戦 [本と雑誌]


われらはレギオン 3: 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン 3: 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デニス・E・テイラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはデニス・E・テイラー。

あまりに面白いシリーズなので立て続けに読んでおりますが、今回で一応の完結です。

複数の恒星系に進出した複製人間AIのボブ達は、氷河におおわれつつある地球からの人類のエクソダスや異星の知性種族の救出、そして黎明期の知性種族デルタ人との交流など、多岐にわたることに対応しています。

中でも最大の懸案はアザーズ。

昆虫のような社会性を持つ、コミュニケーション不能な破壊と略奪の実を行う星間種族との戦いです。

地球人類との敵対、というか絶滅を決めたアザーズが太陽系に向かうことを警戒しつつ、ボブ達は限られた時間でできうる限りの準備を進めます。

結末ではアザーズとの大決戦が描かれるわけですが…果たしてその結末やいかに。

肉体の制限から解き放たれたボブ達は、寿命を持たなくなったことで、かかわりのある人々やデルタ人などとの関係にも悩むことになります。

そのあたりのシミュレーションや心の動き、あがきのような辺りも非常に人間臭く、面白い展開でした。

素晴らしく壮大で、可能性に満ちた物語でした。

次回作の制作も順調のようですし、期待しておきましょう。
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毒ガス帯 [本と雑誌]


毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1971/02/12
  • メディア: 文庫




今月のSFノルマはサー・アーサー・コナン・ドイル

シャーロックホームズシリーズと並ぶ、ドイルの代表作です。

絶版なのでなかなか読む機会に恵まれませんでしたが、たまさか安価な古書が出ていたので読むことが出来ました。

収録は表題作のほか、3編で、どれも希代のマッドサイエンティスト、チャレンジャー教授が縦横無尽に活躍する物語です。

語り手は主に、彼の友人である新聞記者のまろーんが受け持つのは、ホームズシリーズでワトスンが語り手になる構図に似ていますね。

チャレンジャー教授は、控えめにいって人格破綻者なのですが、その発想と知能は二人知を超えたところがあり、まさに天才となんとやらは紙一重を字で行く変人です。

一方で、彼によくついていく妻には深く思いやりのある、揺るがない愛情を抱いているなど、人間臭いところもあり。

そのあたりのギャップが、読者も、枯野を取り巻く友人たちをひきつける魅力となっているのかもしれません。

表題作は、宇宙のエーテルに含まれる猛毒の霧の中に地球がすっぽりと覆われてしまう、人類滅亡の週末世界を描いた中編。

のっけからとんでもないテーマですが、彼と仲間たちは、勇敢に立ち向かってゆきます。

2編目は「地球の悲鳴」

地球を、巨大な一個の生命であるとみなした教授は、莫大な費用と労力をかけて地表という地球の生皮をはがし、下に生まれた「地球の肉」を一撃して、地表にうごめく細菌である人間の存在を、地球に知らしめようと試みます。

結末は、これまた驚天動地の話となるのですが・・・

最後の一遍は「分解気」

あらゆるものを原子のレベルに分解し、また再構成するという偉大な発明を成し遂げた、教授に勝るとも劣らないマッドサイエンティストと、チャレンジャー教授が対決する物語。これまた刺激に満ちた作品でした。


全編を通して、チャレンジャー教授という強烈な個性がけん引する物語、といった印象です。

文体や語り口などは、同時代のSF作家、ジュール・ヴェルヌにも似ている感じがしましたが、この辺りは時代の特徴なのかもしれません。

事件の奇想天外なアイデアの数々は予想もつかない感じで、当時よくもまあこんなことを考え付いたなあと思う次第。さすがホームズを生み出した作家さんですね。

非常に面白く、探したかいのある一冊でした。

同じく絶版のチャレンジャー教授シリーズ「霧の国」も、ぜひ読みたいですね。




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